たまご ー「神秘」との出会いー
たまごが好き。出汁巻きが好き。
出汁巻きは、料亭で出てくるような
口の中で出汁がじゅわっと溢れ、
卵を包み込んでくれる、
そんな「神秘的」なものをいつも
目指して作るようにしている。
卵焼をお弁当に入れることに
一時期はまり、毎日作ったことがある。
と言っても、多分半年くらい。
卵って黄色でお弁当の彩りにいいから、
プチトマトとブロッコリーと
セットで一緒に入れていた。
毎日毎日作るごとに、
卵を混ぜるのが好きになって、
油の量もどのくらいがいいか知って、
卵焼き機の表面温度も分かってきて、
(巻き終わるたびに
3秒くらい待たないといけない)
欲が出た私は、ついに出汁巻きに挑戦した。
それは、もう出汁を沢山いれて、
水も多めに入れて、いつの間にか
卵を巻くのも素早くなって。
(↑素早くないと、固くなるから。)
気付けば出汁たっぷりの
神がかったような、
きらきらな卵焼きになっていた。
そして、今日私は
チャーハンの神秘の領域にも
足を踏み入れた。
なんと、偶然油を多めに入れてしまった
のが良かったようで、パラッパラで
風味が引き立つお店ので出てくる
チャーハンになった。
今まで何度も作ってきたけれど、
パラパラにならなかったり、
味が濃すぎたりしてうまくいかなかった。
こうして偶然にも最高のチャーハンが
作れて、本当に嬉しい。
それを見た私の目は輝いていたと思う。
この感覚を覚えておいて、
また作りたい。最高のチャーハン。
やはり、物事は繰り返し続けるうちに
コツを掴んで要領を得て
ふとした瞬間に何か解き放つように
転機を迎える気がする。
ゲッターズ飯田さんの言葉に
「運は必ず順番にやってくる」のような
ものがある。
そんな大それたことでもないけど、
継続してやり続けることが大切だと思う。
書くことを、今日も明日も続けていこう。