かくとは日記

毎日の日常をきりとってかいたもの

マンゴー

今日家族以外の人とはじめて
話したのは、12時過ぎ。

在宅ワーク生活にようやく慣れてきて、
電車に乗らなかったり、
お化粧しなかったり、
早く起きなくて済むから朝ごはんもゆっくり
食べられたり、そんなメリットには感謝
してもしきれない。

でも、反対に人と話す機会がすごく減って
寂しくなったり、
会社みたいに人に見られないから
ぼーっと怠けたり、集中できなかったり、
つい甘いものを食べすぎちゃったり、
良くない部分も意外と多い。


そんな中、私は今週末
久々にお昼ごはんを外で食べる予定を
作ったのでその予約をするために
お店に電話。

…かけてからコールが鳴ってから
ふと我に返り、
お昼の予約を12時にするって
ちょっと迷惑かもと不安になったので、
「お忙しいところ、申し訳ないのですが」
とことばを添えて予約したい旨を伝えた。

すると、予想外にお店の人が明るい声で
答えてくれたので少しホッとした。
それと同時に、今の飲食店は、
お昼ど真ん中の時間帯でも
忙しくないのかな…と
少し心配に感じたけれど、
埋まらないランチの予約を私がしたことで
お店の人も安心してくれたのかなと、
その"さくっとした軽い"声色で感じられた。

お昼ごはんを外で食べる行為1つでも
以前と今とでは意味合いが全然異なって、
予約することさえ勇気のいることだけど、
こうして在宅の中で機会の減った人との会話ができて、心が明るくなって悪くないと思った。



私の仲の良い友人は6月生まれが多く、
これは私が天秤座だから相性がいい
のだと信じているけど、
その仲の良い友人の1人に
「マンゴー」がいる。

数年前、悩んでいて心も体調も良くない時、
宮崎県産の甘くて色の濃い
マンゴーが乗ったパフェを食べて
元気になった頃から、
夏になるとマンゴーを食べたい欲が
高まるみたいだ。

昨年は外食も控えていたので
マンゴーの存在を忘れていて、
気付いた時にはもうシーズンは
終わっていて、
宮崎県産のマンゴーは食べられなかった。

だから今年はやりたいことリストの
上の方にマンゴーパフェを食べると
強く意気込んで書いていた。



この時期に私がマンゴーを
食べたがっていることを、
母はよく知っている。
昨年、甘いマンゴーが食べられなかった
代わりに悔し紛れによく食べた、
白くまのかき氷の上にアイスや
果物の乗った、カップのアイスを昨日
買ってきてくれた。

マンゴーのやつ買ってきたよ!
と嬉しそうに話していたので
私は今日食べようと、
とても楽しみにしていて、
おかげでお仕事も集中してがんばれた。

そうしてようやく仕事が一段落ついて
マンゴーのアイスを食べようと
冷凍庫を開けた時、目に見えたのが
なんと、赤いマークの中に入った
"いちご"の文字だった。

「まただ!やってくれた」


つい2週間前、同じようにマンゴー買ってきたよと買って来てくれたのが
まさしくそのいちごのカップで、
その時もこれマンゴーじゃない…と
仕方なく食べたところだった。


昨日母が頼んだ宝くじを買うのを忘れた私に
連絡したのと同じように、
私も「ぴえん」と涙を流すキャラクターの
スタンプを送りつけた。
マンゴー楽しみだったのに。
でも、母と同じくぴえんという
ちょっとだけ深い悲しい感情が味わえて、
なんだか嬉しかった。



今週末、ついに宮崎県産のマンゴーパフェを
食べに行く。今年は食べに行くと決めていた。
売り切れるとだめだから、
予約も済ませた。
あとは行くだけ、とっても楽しみだ。


昨年末申し込んだふるさと納税
返納品である宮崎県産のマンゴーは、
まだ来ていない。
不作で納期が遅れてる。


7月でもいいから、
絶対きてね、マンゴー。